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よくある後継者育成のご相談:ブログ#293

 経営相談・ビジネスコーチングの際、
人財育成・後継者育成について、
経営者の方と以下のような会話のやりとりをすることが、
よくあります。

===以下、会話のやりとり=================

経営者の方

「先生、社内で全然、人財が育たないんです。」

藤堂

「そのお話、もう少し詳しくお聞きしても良いですか?」

経営者の方

「はい。私も、もう良い年ですし、

 人が育つまで10年はかかる、なんて、良く聴いたりしますので、

 かなり、早い段階から、後継者の育成を意識してきました。

 そこで、有望な社員たちには、

 私の考えを伝えたり、具体的な場面ごとに色々教えてきました。

 しかし、結局、今日現在の時点で、

 私の代わりを任せられる人財はいないんです。」

藤堂

「そのように、お考えなのですね。

 いま、社長が心配しておられるのはどのようなことなのか、

 お聴きしても良いですか?」

経営者の方

「はい、私が現役でバリバリ働ける間は良いのですが、

 私ももう良い年ですので、ずっと働き続けることは不可能なので、

 もし、私が引退したら、

 若い社員さん達が路頭に迷うなんていうことになってしまったら、

 大変なので、なんとかしなければと思っているんです。」

藤堂

「そうですよね、仮に、社長が引退されても、

 残された社員さん達で

 会社をしっかりと継続させていきたいということですよね。

 ところで、さきほどおっしゃった、

 社長の代わりを任せられる人財というのは、

 具体的にどのようなことができる人財とお考えなのか、

 お聴きしてもよろしいですか?」

経営者の方

「はい、私が、いま、会社に来なくなっても、

 私に代わって会社の仕事を切り盛りができる人財です。」

 現場の営業も、人財の配置・育成や、仕事の割り振り、経理処理など、

 私がやっておりますので、これらを任せられる人財ですね。」

藤堂

「なるほど、現状は、業務の全般にわたって、

 社長が重要な役割を担っておられるのですね。

 すぐには無理としても、

 もう少し時間をかけて育成すれば、

 引き継げそうな人財はいらっしゃるのですか?」

経営者の方

「個別の業務ごとで分けてしまえば、

 それぞれできそうな人財がいてくれてはいるのですが、

 全部ができそうな人財はいないですね。」

藤堂

「なるほど、個別の業務にわけて、

 それぞれの業務に限定すれば、

 それぞれ引き継げそうな人財がいるということですね」

経営者の方

「はい、たしかに、言われてみれば、

 個別の業務に切り分ければ、

 引き継げる可能性があるかもしれないと思えてはきました。

 しかし、それだと、後継者といえるのか、

 社長と言えるのかというと、

 微妙な気がしますね。

 全部ができないと、不測の事態に困るかもしれませんし。」

藤堂

「たしかに、当然ながら、

 後継者の方が全ての業務を担当できるほうが良いことは、

 そのとおりですね。

 ちなみに、社長は、今のように、

会社の重要業務全般ができるようになるまで、

どれくらいの時間がかかったと思いますか?」

経営者の方

「うーん、そうですねぇ。

自分でも、ようやく最近

ほぼなんでもできるようになった気がするので、

少なくとも20年くらいはかかってるかもしれませんね」

藤堂

「なるほど、20年、すごいですね。

どうやって、そこまでの能力を

身につけられたと思いますか?」

経営者の方

「それはもう、若いときなんて、

社員も少なかったので、

今じゃあまり大きな声では言えませんが、

それこそ、徹夜の連続で

働くことも何度もありました。

正直、ものすごい辛かったですけど、

あの地獄の日々が今の私を支えている

と思うこともありますね」

藤堂

「なんと、徹夜の連続ですか。そうなのですね。

今の会社があるのはその頃のおかげ

なのかもしれないのですね。

そうしますと、では、どうすれば、

その社長の経験と同じ経験を

後継者の方にさせてあげられると思いますか?」

経営者の方

「うーん、それは難しいですねぇ。

あんな過酷なこと、今じゃあり得ないし、

体を壊してしまうかもしれないから、

そんなことは社員にはさせたくないですね。

社員には体を大切にしてほしいので。

うーん、そう考えると、

自分と同じ経験をさせて自分と同じことが

できるようになってもらうっていうのは、

難しそうだなと、思いました」

藤堂

「なるほど、そうなのですね。

たしかに、現状、すでに、長年、

 社長の代わりができる人財育成に取り組んだものの、

 難しかったという結果を踏まえると、

 少し取り組み方を変えてみるのも

 良いのかもしれませんね。

社長、一つ、私が色々な会社様の

ご相談にのらせていただいたり、

 会社様を見させていただいた中で、

感じた経験をお伝えしても良いですか?」

経営者の方

「はい、ぜひ、聞かせてください」

藤堂

「ありがとうございます。

 私がこれまでいろいろな会社様を見させていただいた中で

 感じていることは、

 初代の経営者の方、創業経営者の方で、

 「自分がやってきた仕事を任せられる人財が育たない」

 とおっしゃる経営者の方は、

 えてして、

 職人のような高度な技術も持ちながら、

 数字にも強く、マネジメントや心配りもできる、

 言ってしまえば天才のような方が多いように感じています。

 だからこそ、会社を起業して、経営を続けることができた、

 多くの会社は数年で消えてしまうのに、

 長年、経営を続けることができていて、

 後継者探しまでできている。

 他方で、会社に入社してくれた後継者人財は、

 当然ながら特別な才能があるとは限らず、

 また会社を経営した経験、

 社員さんに給料を支払う責任を負った経験、

 金融機関から借金をして返済した経験、

 ビジネスの最終責任を負う経験など、

 経験したことがあるとは限らない以上、

 社長の代わりができる可能性のほうが、

 少なくて当然なのではないかと。

 そう考えると、「次世代には次世代の戦い方がある」

 それは、天才肌の初代・創業者が一人でできたことを、 

 次世代メンバーが協力して、

 それぞれの強みを掛け合わせて、

 弱点を補い合って経営していく戦い方があるのではないかと感じています。」

経営者の方

「なるほどですね。

 自分は自分を天才とは全く思いませんが、

 会社経営は、社長の自分が一人で全部やるのが

 当たり前だと思っていましたし、

 それで死に物狂いでやってきました。

 たしかに、次世代メンバーはそういう経験なく、

 私と同じことをやろうと思っても、

 それは難しい気がしてきました。

 そうすると、たしかに、これまでとはやり方を変えてみても

 良いかもしれないというのは、納得です」

藤堂

「ありがとうございます。

 当然ながら、いま、何をするのが正解なのか、

 ということは神様にしかわかりませんので、

 全ては「やってみて改善・実験・試行錯誤してみる」

 だと思いますので、

 これからは、

 御社独自の、次世代の戦い方を、

 次世代メンバーと一緒に、

 考えてみても良いかもしれませんね」 

===以上、会話のやりとり=================

 人財育成・後継者育成に関する
経営相談・ビジネスコーチングの際は、

 上記のような会話のやりとりをすることが、
よくあります。
 
 これから、ますます変化の激しい時代が訪れる
と言われておりますので、
 
 よりいっそう、
「画一的な正解」は見つけることが難しいと思われ、

 会社様ごとにそれぞれ「答え」
を探し続けていく必要があるのかもしれないと
感じています。

    ビジネス書紹介17「一瞬で自分を変える法」 ブログ#292


       世界ナンバーワンコーチと呼ばれている
    アンソニーロビンズ氏の本書、
    昔読んだのですが、たまたま読み返したところ、
    当時よりも腑に落ちることがとても多く感じました。
     
     昔読んだときからさらに、、
    日々、走って、転んで、転げ落ちる日々を過ごしたからでしょうか、
    腹落ちすることが増えるともに、
    勇気づけられる文章が多くありました。
     
     また、著者はNLPの第一人者でもあるようで、
    NLP創始者の方とも親交があったようで、
    NLPの様々なスキルを具体例とともに
    紹介してくださっているところも、
    とても分かりやすかったです。
    たとえば、
    ・リフレーミング(物事の捉え方を変える)
    ・アンカリング(条件付け)
    ・スイッシュ(アタマの中で悪いイメージ像を良いイメージ像に変える?)
    ・ミラーリング
    ・ペーシング
    ・リーディング
    など紹介されていました。
     
     本書の元のタイトルは
    「アンリミテッドパワー」
    であるところ、訳者によって
    「一瞬で自分を変える法」
    というタイトルになっている点は、
    思い切った訳だなぁと思いました。
      
     どうやって一瞬で自分を変えるのか、
    という点については、
    読者によってとらえ方が違うのだと思いますが、
     
     私としては、
    リフレーミングに関する記述が多いと思いましたので、
    過去のことも現在のことも未来のことも、
    リフレーミングによって大きく変わる、
    大きく変えられるということなのかなと思いました。
     
     リフレーミングの理屈はわかるのですが、
    実行するのがなかなか難しいと思っておりまして、
     
     なにか辛いことがあったときに、
    落ち込み続けるのではなくて、
    捉え方を変えて、逆に、ポジティブになって、
    もっともっと行動量を増やしていけば、
    いつか必ず大成功する、というのは、
    理屈ではわかるのですが、
     
     日々、転んでばかりの私には(笑)
    なかなか実践するのが難しいなと思います。
     
     実例としてとても面白かったのが、
    IBMの創立者のトム・ワトソン氏が、
     
     部下が一千万ドルの損失を出した際、
     
     その部下を読んだところ、
     
     その部下から「辞表を提出しろとおっしゃるんですね」
     
    と言われたそうで、私も、そういう流れの話なのかなと思ったら、
      
     トム・ワトソン氏の回答は、

     それを否定して
     「君の教育のために一千万ドルつぎ込んだばかりだぞ」
    と言ったそうです。
     
     なるほど、損失ではなくて人財育成の投資だったと
    捉え方を変えるということ、
    偉人の話はすごいなと思いました。
     
     他者とのコミュニケーションに加えて、
    自分自身とのコミュニケーションの大切さを
    たくさん教えていただきました。
     
     ありがとうございました。