紙芝居型ブログ

あなたが社長ならどうする?:紙芝居型ブログ ブログ#232

「30分ミニ社員研修教材」
 会社を経営する立場になってみると,
景色が違って見えること,
紙芝居にしてみました。

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<あなたが社長ならどうする?>

 こちらは,A君です。A君は,もともとデザイン制作が大好きであったことから,新卒で、デザイン制作会社に入社しました。

 やったー,あこがれのデザイン制作会社に入社できたぞ。

もうあとは,毎日,燃え尽きるまで,我武者羅にがんばるだけだぞ,よし,がんばるぞ!!

そして,5年が過ぎました。

この5年間,A君はものすごいモチベーションで毎日をがんばっていました。

そして,ある日のことです。

僕も,入社して,5年もたったのかぁ。

振り返ってみると,あっという間だったなぁ。

この5年間,我武者羅に働いて,自分で言うのもなんだけど,同期の2倍はがんばった。おかげで,同期の中で,5年間ずっとナンバーワンの成績をとることができたぞ。

すごい達成感があるなぁ。

デザイン制作の仕事はもう一人でできるようになったから,いよいよ,僕も,独立しようかな。どうしようかな。

よし,ここは思い切って,独立して,がんばってみよう。

こうして,A君は,独立を決意し,デザイン制作会社を立ち上げました。

やったー,いよいよ,僕も一国一城の主になれた,会社の社長になれたぞ。ヤッター。

よーし,今まで以上に,ますます,仕事,がんばるぞ。

 さてさて,まずは,いろいろと,会社を整えていかなきゃだな。

 まずは社員さんを雇って,それから設備を整えて,そして,どんどん営業活動をしてもらおう。

 ある日のことです。

 こちらは,社員のBさんです。

 社長,すみません,今,よろしいでしょうか。

 はい,Bさん,どうしましたか。

 A社長,すみません,

製図のための高機能なパソコンを買ってよいでしょうか。

 え,高機能のパソコン,そうね,ちょっと,まだ売り上げ立ってないからもう少ししてからにしようかな。

 いやいや社長,デザイン制作会社で高機能のパソコンがないなんておかしいですよ。お客さんが見学に来たら信用を失いますよ。

 え,そ,そうかな。よしわかった。じゃあ買っていいよ。

 はい,社長,わかりました。これから人員増員するわけですから,3人分,3台買いますね。

 え,ええー,ちょっと待って,まずは一台でいいんじゃないかな。まだ売り上げもたってないしさ。

 いやいやいや,社長,これは先行投資ですよ。3台くらい,机並べておかないと,お客さんが見たら,怪しまれますよ。

 え,え,そ,そうかな。わかった,じゃあ買っておいて。

 このようなやりとりが何回か続き,そのたびに,A君は,どんどん設備を買い込んでしまいました。

 それから,しばらく時間がたってからのことです。

 こちらは,Cさんです。

 Cさんは,もともとデザイン制作業界の経験が15年もあり,A君はCさんの意見を特に参考にして,会社を経営していました。

 A社長,ちょっと相談があるのですが,いいですか。

 おお,Cさん,はい,なんでしょうか。

 A社長,すみません,うちの家内が,両親の介護の関係で仕事をやめることになってしまいまして。ただ,うちの子供,二人ともこれから大学進学でして・・・今,ちょっと困ってるんですよね。

 あー,そうなんですね,それは困りましたね。

 はい,なので,社長,私のお給料もっと上げてもらえませんか。

 え,お給料ですか,あのー,まだちょっと売上があまりたっていないですし,Cさんはうちで一番お給料高いのですからこれ以上はちょっと・・・

 あ,そうですか。じゃあ,自分,ほかの会社探したりした方が,お互いに良いですかね?

> 

 え,ええっ,いや,そんな,すいません,ちょっと待ってください。わかりました,わかりましたよ。お給料上げますから,そんなこと言わないでくださいよ。

 こうして,A社長は,Cさんのお給料を上げたところ,これを聞きつけたほかの社員からも,同じようにお給料をアップしてほしい,それがだめなら退職すると言われてしまい,お給料を上げることになってしまいました。

 それからまたしばらくしてからのことです。

 こちらは,事務員のD子さんです。

 社長,大変です。社員のCさんが,納品先の工事現場で,納品物の設置のために脚立に乗ったところ,ひっくり返ってしまい,頭から落ちて大けがをしてしまったそうです。

 今,病院に緊急搬送されているそうです。

 ええー,なんてこったー。

 こうして,Cさんは脳に重大な後遺障が残るほどの大けがを負うことになってしまいました。

 A社長は,社員に対し,工事現場での仕事の際,ヘルメットの着用を義務付けしていませんでした。

 Cさんの入院により,依頼主の仕事を納期どおりに終わらせることができませんでした。そのため,大口の契約を切られてしまいました。

 また,Cさんの事故は,労災事故と認定されました。

 A社長は,労災保険の上乗せ保険の契約をしていなかったため,Cさんに対し,大怪我をしたことや,脳に重大な後遺障害が残ってしまったことの慰謝料として,別途,1000万円の補償を支払わなければならなくなってしまいました。

 はあ,大変なことになってしまった。会社の資金繰りが一気にできなくなってしまった。もう,こうなってくると,来月,社員さんへのお給料の支払いができない。

 そして,翌月になりました。

 A社長は,社員を集めて言いました。

 みなさん,申し訳ありません,今月,みなさんのお給料が支払えません。

 というのは,もともと,最近,売り上げが低迷しているうえに,Cさんの事故で,大口の契約を切られてしまいました。

 そのうえ,Cさんへの補償の1000万円も支払った結果,みなさんへお支払いするお給料の分が残りませんでした。

 本当にすみません。

 社員は,一同に怒りだしました。

 ええー,そんな,社長,何言ってんですか。僕ら給料のために働いてんですから,払えないじゃないですよ。こっちが生活できませんよ。今すぐはらってくださいよ。だったら,社長の給料,僕らに回してくださいよ。

 い,いや,みなさんには今まで言ってなかったのですが,実は,僕は会社を立ち上げてから今まで一度も,自分の給料というか,役員報酬はとってないんです。ずっと赤字ですから,それどころか,ひたすら,会社に自分の貯金を投入して,お給料とか,取引先のお支払いをしてきたんです。すみません。僕の力不足です。もう貯金も尽きてしまいました。そこで,今から,銀行を回ってきますから,どうか,もうしばらく,時間をください。

すみません,とりあえず,みなさんには,お給料を今までの半額だけ,支払わせていただきます。

 こうして,しばらくの間,A社長は,一方的に,従業員への給料の支払いを半額にしてしまいました。

そして,ひたすら,たくさんの銀行,金融機関を回りました。

 こちら,とある金融機関の担当者です。

 A社長,突然,借入をしたいと言われましても,今まで,御社と当行とでは,お借入れの経歴がありません。もともと,お取引があったのであればまた違ったかもしれませんが,突然,借入をしたいと言われましても,なかなか,お力になることが難しいのです。

 え,ええー,そんな,そこをなんとか。せめて従業員の給料は払いたいのです。そうしないと,僕,会社に戻れないんです。どうか,どうかお願いします。

 しかし,A社長の願いもむなしく,貸付をしてくれる金融機関はありませんでした。

 はあ,こまった,もう貯金もないし,僕はいったい,どうしたらいいんだ。もう会社にいくのが怖いよ。みなさんに睨まれるのが怖くて仕方ないよ。あー,ああー,どうしよう。

どうしよう。

このように,A社長は,会社に行くことを考えると,動機が激しくなってしまっていました。

 こうして,なんと,A社長は,突然,音信不通になり,会社に来なくなってしまいました。

 こちらは,社員のBさんです。

 ええー,なんてこった,社長が来なくなるなんて,いったいどうなってるんだ。みんな,社長の生活はともかく,おれたちの給料だけはなんとしても払ってもらわないといけない。みんなで力を合わせて,社長を探し出して,なんとしてでも払わせよう。この会社にある財産とか,店舗のテナントの敷金とか,少しでも換金できるものを探して,お金に変えよう。

 こうして,従業員たちは,一致団結して,財産探しを始めました,つまり,会社や,A社長の財産を探し回りました。

 しかし,社内の設備は,いつの間にかリース物件になっていて,会社に所有権がないものになっていたり,店舗のテナントの敷金はすでに,賃料滞納で相殺の対象となっていました。

 また,A社長の自宅も,自己所有物件ではなく,借家で,賃料滞納になっており,敷金などが返ってくる見込みはありませんでした。

 社員のBさんや,ほかの社員さんたちは集まって,話をしています。

ダメだ,まいったー。これはお手上げだ!!。

A社長はどこにいるか,見つからないし,換金できるものもない。せめて,居場所がわかれば,破産とかの手続きだけでもしてほしいのに,そういうこともない。もうこれ以上待ってられない。みんな,それぞれ,次の仕事を探すしかない。今日で解散だー,うわー。

人と人は違って当たり前:紙芝居型ブログ ブログ#231

「30分ミニ社員研修教材」
 当たり前だけど,
 なんでそんなことするの?
 なんでそんかこと言うの?
 なんでそんなこと考えるの?
 という発言をする前に,ついつい忘れてしまうこと,
紙芝居にしてみました。

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<人と人は違って当たり前>

 こちらは,A課長です。A課長はとある会社で,主に,新入社員の教育・研修を任されていました。

 このA課長,なにやら,困った顔をしています。

うーん,困ったなぁ。最近,新入社員の教育・研修が難しいんだよなぁ。

私が,若いころは,とにかく,がむしゃらに,猛烈に頑張るのが当たり前って感じだったんだよな。

夜遅くまで猛烈にがんばって,その分,先輩がお酒に連れて行ってくれて,一杯,飲んで食べさせてくれたもんだ。

でも,最近は,ほんと,人それぞれで,お酒が好きじゃない人も多いし,仕事とプライベートはきっちり分けたいっていう人も入れば,プライベートはいらないから少しでも今,成長しておきたいから働かせてくれっていう人もいる。

みんな,それぞれ個性があって,バラバラな感じなんだよなぁ。

昔みたいに,みんなで一斉に固まって,同じことをがんばるっていう雰囲気じゃないんだよなぁ。

突然,退職しちゃう人も増えてるし,いったい,どうしたらいいんだろうか。

 そうだ,先日,管理職の社員研修を担当してくれた,研修講師の先生に,ちょっと相談してみようかな。

 こちらは,研修講師の先生です。

 Aさん,こんにちは。先日の研修では,おつかれさまでした。

 今日は,どうされましたか?

 先生,ちょっと相談させていただきたいことがありまして。

 私は,社内で,主に,新入社員の教育・研修を担当しているのです。

そして,最近は,いろいろな考え方の方がいて,バラバラな感じなんです。私が若いころは,もう,みんなで固まって一致団結して,スクラム組んで,毎日体当たりしていく,そんな感じだったので,そんな時代と今の違いをとても感じていて,どうすれば,よいか,悩んでいるのです。

 なるほど,そうだったのですね。

 ところで,Aさん,ちょっと,私から紹介したいお話があるんですけど,いいですか?

 はい,ぜひ,お願いします。

 ありがとうございます,突然なんですけど,こんなかんじで,両手の手の指を組み合わせてつないでみてもらえますか?

 え,両手の指を組んでつなぐのですか,はい,わかりました。こんな感じですか?

 はい,いいですね。では次に,両腕の腕を組んでもらっていいですか?

 はい,こんな感じですか?

 はい,ありがとうございます。

 それでは,ここで紙芝居を一旦ストップ致します。

 みなさん,今のAさんと同じように,両手の指を組んだり,両腕の腕を組んでもらえますでしょうか・・・

 はい,それでは,よろしいでしょうか。

 それでは,紙芝居を再開します。

 Aさん,実はですね。この手の指の組み合わせの仕方で,インプットをするときとアウトプットをするとき,物事をとらえるときと,物事を処理するとき,右脳で考えることが多いか,左脳で考えることが多いのか,の傾向がわかるかもしれないという実験結果があるそうです。

 これは,1981年にノーベル生理学医学賞をとったロジャー・スペリー博士がおっしゃったそうです。

 へー,そうなんですか。私の場合はどうなんでしょうか。

 はい,まず,手の指を組んでつないだ場合,どちらの親指が下に来ていたかで,インプット,物事の捉え方が左脳的なのか,右脳的なのかがわかるそうで,Aさんは,左手の親指が下になっていたので,左脳的,つまり,物事を論理的にとらえる傾向が強いのかもしれません。

 ちなみに,私は,右手の親指が下に来ていたので,インプットの際に右脳が強い,物事を直感的に捉える傾向があるかもしれないそうです。

 腕を組んだ時については,Aさんは,左手が下に来ていたので,アウトプット,物事を処理するときに,左脳的,つまり,論理的に処理する傾向があるかもしれないそうです。

 ちなみに,私は,右手が下に来ていたので,右脳でアウトプット,物事を処理するときに感覚的に処理する傾向があるかもしれないそうです。

 へー,そうなんですね,おもしろいですね。

 はい,手の指を組んだ時にどちらの親指が下になるか,両腕を組んだ時にどちらの腕が下になるかで,4パターンがあるということになりますね。

 ちなみに,あくまで傾向だそうで,もちろん,絶対ではないそうです。

 それでは,ここで紙芝居を一旦ストップ致します。

 みなさん,両手の指を組んだり,両腕の腕を組んだときに,どちらになったか,確認してみてください。また,できれば回りの人と,ご自身の結果を紹介し合って,感想を伝えあってみていただけますでしょうか・・・

 はい,それでは,よろしいでしょうか。

 それでは,紙芝居を再開します。

 もうひとつ,大きなところでいえば,男性と女性では,傾向として,男性は結論から話す,女性は過程・プロセスから話す,

男性は地図を読むのが得意,女性はちょっとした変化に気づきやすい,昔のことをよく覚えている,感性が豊,なんてよく聞きますよね。

 あー,先生,それは聞いたことがありますね。実際,部下の話を聞いていても,傾向として,男性は結論から話し,女性はプロセスから話すというのは,感じますね。

 なるほど,いろいろな説があるようですが,人類が発展してきた歴史のなかで,広く動き回って狩り,狩猟をするのが仕事だった男性と,育児や子供たちを守ることが仕事だった女性で,違う進化をしてきた,などと,私も聞いたことがあります。

 ところで,Aさん,Aさんと私も,さきほどのように,違いがありましたよね。これって,なにか,感じた事とか,気づいたことってありますか?

 え,うーん,なんだろなぁ,

あ,そうだ,人それぞれ,バラバラって当たり前ですね。そもそも,人それぞれ,考え方とか行動とか趣味とか好きなこととかって,みんなバラバラですね。当たり前かもしれないけれど,今まで育ってきた環境とかいろいろなものが全然違うんだから,違って当たり前ですよね。

 わたしは,昔と比べて,みんなが固まって一斉に同じことに集中してないといけないのかなって思ってましたけど,でも,そもそも,人それぞれ考え方が全然違うし,人と人は違って当たり前だから,それを前提にして,変化の激しい今の時代ですから,むしろ,みんなのそれぞれの個性を,適材適所で活用したほうがいいんだって,思いました。

 なるほど,それはよいですね。みなさんそれぞれの違いを活用して,それぞれの強みを掛け合わせて,適材適所で,企業として活動していくというのは,とても素晴らしいですね。

 はい,ありがとうございます。がんばります。