「30分ミニ社員研修教材」
売上アップを考えるために,
「売上」を分解して考えてみる社員研修教材です。
紙芝居にしてみました。
<売上を分解すると?>
こちらは,とある会社に勤務する課長のAさんです。
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なにやら,悩んでいる様子です。
うーん,今度,新入社員研修を担当することになったんだけど,「会社の数字」,特に,売り上げとか業績に関することも伝えたいんだけど,基本中の基本だけでも良いのだけれど,どういう話をしたら,わかりやすく伝えられるのだろうか,悩むなぁ。
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そうだ,先日,課長職研修に来てくれた研修講師の先生に相談してみよう。
こうして,Aさんは,研修講師の先生のところに相談に行きました。
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こちらは,研修講師の先生です。
こんにちは。Aさん,先日の研修はおつかれさまでした。
ところで,今日は,どういったご相談ですか?
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はい,実は,私,今度,新入社員研修を担当することになりまして。その際,「会社の数字」,特に,売り上げとか,業績に関することの,基礎中の基礎だけでよいので,伝えたいと思っていまして。
でも,実際,考えてみると,何を伝えようか,迷ってしまっているんです。
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なるほど,そうなのですね。新入社員の方に,会社の数字の基本をわかりやすく伝えたい,ということですね。なるほど。もしかしたら,私がふだん,研修でお伝えしていることが参考になるかもしれないので,よかったら,今,お伝えしてもいいですか?
はい,ぜひ,お願いします。
はい,わかりました。それでは,例によって,毎度ながら,クイズから入らせていただきますね。
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では,まず,はじめに,会社に残る「利益」イコール「〇〇引く〇〇」で表されるのですが,なんだと思いますか?いろいろな答えがあると思うので,なんでも,思いついたことをおっしゃってみてください。
利益ですか,えーと,そうですね。うーん,パッと思い浮かんだのは,利益イコール「受け取ったお金」ひく「支払ったお金」でしょうか。
なるほど,それも正解ですね。ほかにも,少し硬い表現で言えば,
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利益イコール「売上」ひく「経費」と言えますね。
なるほど,そうですね。それはしっくり来ました。
はい,そうすると,新入社員の方には,なるべく売り上げを上げることと,なるべく経費を下げることで,その差額が利益になってくる,会社の儲けになる,会社の儲けからみなさんのお給料が出てくる,ということを,まず考えてもらえるのではないかと思います。
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そこで,たとえば,それぞれの部署や立場で,それぞれ,今よりもっと売上を増やすにはどうしたらよいか,また,経費を減らすにはどうしたらよいか,それぞれアイデアを考えてもらって,意見交換タイムを設けると,より学習効果が高まるかもしれませんね。
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それでは,ここで,いったん,紙芝居をストップさせまして,みなさん,それぞれの立場で,今よりもっと売上を上げるためのアイデア,今より経費を下げるためのアイデア,簡単で結構ですので,考えてみてください。シンキングタイム用意スタート。
それでは,紙芝居を再開します。
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さらに,この売上ですが,よりいっそう,アイデアを思いつきやすくする方法があります。こちらは,ご興味ありますか
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へー,アイデアを思いつきやすくする方法ですか,ぜひ,教えてください
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はい,それは,難しいことは,「分解してみる」,ということです。
どういうことかというと,売り上げを3つに分解してみます。
具体的には,売上イコール①かける②かける③で表されます。いろいろな答えがあると思うので,なんでも,思いついたことをおっしゃってみてください。
それでは,ここで,いったん紙芝居をストップして,みなさん,この①②③を考えてみてください。それでは,シンキングタイム用意スタート。
それでは,紙芝居を再開します。
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うーん,なんだろなぁ。三つですか。うーん。たとえば,労働時間と実績と熱意かな。
おおー,なるほど,それもおもしろいですね。
ちなみに私が用意していた答えは
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売上イコール①客数かける②客単価かける③リピートです。
あー,なるほど,それはわかりやすいですね。そうすると,この3つに分解すれば,それぞれ,アイデアの方向性がわかりやすくなって,思いつきやすくなると思いました。ありがとうございます。さっそく,これで考えてみたいと思います。