個性と人材育成:紙芝居型ブログ ブログ#119

 人材育成は,どんな会社でも,
永遠の課題,ですよね。
 
 特に,人はみな違うので,
過去の成功体験が,
通用するとは限りません。

 紙芝居でお伝えします。 

個性と人材育成

 こちらはAさんです。

 Aさんは,とある自動車メーカーの子会社の自動車販売代理店で,中間管理職である部長として,

毎日がんばっていました。

 今日から入ってくる新人のB君,どうやって成長してもらおうか,期待の新人を任された私の責任は重大だなぁ。さて,どうしようかな。

 そうだ,私が30年前に入社したときに,私を鍛えてくれたバリバリの体育会系の先輩のやり方を思い出して,育成してみよう。

 入社した時は,私も体育会系のノリが大嫌いだったから,何回,会社を辞めたいと思ったかわからないけど,こうして,部長になれたんだから,やっぱり,過去の成功体験って,大事だよな。

 よし,頑張ろう。

 こちらは,B君です。 B君は,温和な顔立ちですが,実はバリバリの体育会系で,いまどきの若者にはめずらしく,出世欲がとても強く,少しでも早く社内で出世したいと思っていました。

 A部長,はじめまして,本日から入社させていただきました,Bと申します。宜しくお願いします。

 はい,こちらこそ,宜しくお願いします。 わが社は,B君にとても期待していますので,

私も応援していますよ。

 こうして,A部長によるB君の指導が始まりました。 A部長の指導は,かなり厳しいものでした。 A部長は,B君を,毎日,叱咤激励していました。

 B君,営業はとにかく「足」が大事だ。 とにかく,お客さんのところを走り回って,

どろくさく営業するのが一番なんだから,とにかくなにも考えずに,走り回るんだぞ。

 ある日のことです。

 B君が,仕事で大きなミスをしてしましました。

 おい,B君,君はなんてことしてくれたんだ。 いったいどういうことなんだ。

 こんなミスをするなんてありえないぞ。

 す,すいません,本当に申し訳ございません。 どうか,どうかお許しください

 おいおい,謝れば済む問題じゃないぞ。 猛反省が必要だぞ。

 よし,じゃあ,今から,飲みに行くぞ!!

 A部長はこう思っていました。

私も,怒るのは好きじゃないけど,B君のために,怒ってあげなきゃな。私も,仕事で怒られた時は,先輩から,よくお酒おごってもらったんだよなぁ。

 先輩,なんだかんだで,いつも気を使ってくれてたんだよな。

 それに,当時は,駆け出しで,おカネがなかったから,ただ酒・ただメシは嬉しかったんだよなぁ。

 他方,B君はこう思っていました。

 A部長,ご自身だってかなり忙しいのに,わざわざ僕のこと,真剣に叱ってくれて,

そのフォローのために,こうやって,わざわざ,お酒までご馳走してくれて,

ほんとうにありがたい上司に巡り合えたなぁ。

 それに,ぼく,お給料は,スキルアップのための勉強に,全額投資してるから,いつもお昼もごはんもご馳走してもらえて,本当にありがたいな。

 このように,はたから見ると,A部長は,B君にかなり厳しい鬼上司と思われ,まわりが心配するほどでしたが,B君はむしろA部長に毎日感謝し,ふたりの心の距離は近いものでした。そのため,B君はメキメキと成長し,どんどん昇進していきました。

 その結果,B君は,異例の抜擢で,ほかの店舗の店長へ昇格して,転勤することになりました。

 A部長,この度は,ありがとうございます。 僕が店長になれたのは,すべてA部長のおかげです。 本当にありがとうございます。

 いやいやいや,全て君のがんばりの結果だよ。よくやったなぇ。立派に成長したねぇ。本当のことをいうと,ちょっと必要以上に厳しく指導してしまったのではないかと,心苦しかったんだ。すまなかったね。

 いえいえいえいえ,とんでもないです。 僕のためにここまでして下さって,本当に,本当にありがとうございます。

 その後,A部長は,また,新人の指導を任されることになりました。

 今日から入ってくる新人のC君,どうやって成長してもらおうかな。

 期待の新人を任された私の責任は重大だ。 さて,どうしようかな

 そうだ,やっぱり,今までの体育会系のノリの先輩と同じように,厳しく指導しよう。

 先日のB君も,大きく成長してくれたしな。 過去の成功体験ってやっぱり大事だよな。

 こちらは,C君です。 C君は強そうな見た目とうらはらに,じつはかなり繊細な性格で,

運動が苦手で,休日は,家にこもって,日本のアニメを見るのが大好きでした。

 体育会系のノリがとても苦手でした。

 A部長,初めまして,本日から入社させていただきました,Cと申します。

 宜しくお願いします。

 はい,こちらこそ,宜しくお願いします。 わが社は,C君にとても期待していますので,

私も応援していますよ。

 こうして,A部長によるC君の指導が始まりました。

 A部長の指導は,かなり厳しいものでした。 A部長は,C君を,毎日,叱咤激励していました。

 C君,営業はとにかく「足」が大事だ。 とにかく,お客さんのところを走り回って,

泥臭く営業するのが一番なんだから,とにかくなにも考えずに,走り回るんだぞ。

 C君は,内心,こう思っていました。

 いまどき,ただひたすら走り回れって,そりゃないよなぁ。もうそんな時代じゃない気がする。

 特に,若者は自動車を欲しくないという人が増えてるから,なにか工夫とかアイデアが重要だと思うのに,A部長の下だと,そういうこと考えてる余裕がないよ。

 僕,この仕事,向いてないのかな。

 ある日のことです。

 C君が,仕事で大きなミスをしてしましました。

 おい,C君,君はなんてことしてくれたんだ。

 いったいどういうことなんだ。

 こんなミスをするなんてありえないぞ。

 す,すいません,本当に申し訳ございません。 どうか,どうかお許しください

 おいおい,謝れば済む問題じゃないぞ。猛反省が必要だぞ。よし,じゃあ,今から,飲みに行くぞ!!

 A部長はこう思っていました。

 私も,怒るのは好きじゃないけど,C君のために,怒ってあげなきゃな。C君は,責任感の強い子だから,落ち込んでいるだろうな。励ましてあげないと。私も,仕事で怒られた時は,先輩から,よくお酒をおごってもらったんだよなぁ。

 よし,B君の育成のときと同じように,C君も,厳しく指導して,ただし,しっかりフォローするために,飲みニュケーションを大事にしよう。

 他方,C君はこう思っていました。

 はぁ,お酒の席,嫌なんだよなぁ。 僕って,なんでか,体育会系に間違われちゃうんだけど,

お酒あんまり好きじゃないんだよね。

 しかもさ,怒られた直後にまで,上司と一緒にいたくないよ。

 お酒がますます美味しくないよ。けど,断れないんだよなぁ。

  あと,お昼ご飯も,よくご馳走してもらうけど,お昼の時間くらい,部長から離れたいよな。

  それに,お給料はちゃんと貯金してるから,食事は,自分で払えるのになぁ。

 このように,実は,A部長とC君の気持ちには,距離がありましたが,

 A部長はこれに気づかず,B君のときと同じように,C君を指導していました。

 半年後のことです。

 A部長お話があります。

 おお,いったいどうしたんだい。

 もうA部長の下ではやっていけません。

 ええ,いったいどうしたんだ?いきなり,なにがあったんだ?

 もうこれ以上,部長のパワハラには付き合えません。

 毎日毎日,あんなに叱りつけるなんて,いくらなんでもやりすぎだと思います。

 それに,休憩時間にもお昼を一緒に食べるように指示されて,業務終了後もお酒に付き合うよう,

指示されていましたので,その分は,残業代を請求させてもらいます。

 ええ!!いったいどういうことだ。

 どういうことだ,じゃないですよ。それに,実は,僕,親会社に呼ばれて,転籍することになりました。

 実は,僕の趣味の日本のアニメについて,ブログを書いたりして,情報発信をしていたら,

少し有名になりまして,

 そしたら,親会社の営業企画部からお声がかかりまして,今後の,アニメを使った営業戦略について,プロジェクトを任されることになりました。

 とにかく,もう部長の下にはいられませんし,パワハラの責任はとってもらいますよ。

 ええー,いったい,なんでこうなってしまったんだー!!

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