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強みを考えよう:紙芝居型ブログ ブログ#134

 ドラッカー博士の有名なお言葉,
「組織とは○○を成果に結びつけつつ」,
紙芝居にしてみました。

<強味を考えよう>

出展:https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/topics/column/management-kf/hitono-tsuyomi.html

 みなさん,経営の神様,といえば,誰を思い浮かべますか。

 いろいろな方が思い浮かぶと思います。

 松下幸之助先生でしょうか。稲盛和夫先生でしょうか。

 思い浮かべた方のなかで,あるとき,日本でも,あることで,大きなブームになった方,方で,ユダヤ系オーストリア人の方,思いつく方,いますでしょうか。

 もう少し,ヒントを出します。「マネジメント」の第一人者と言われている方です。

 マネジメントといえば,ピータードラッカー先生と言われていますね。

 それでは,ここでクイズです。

 ピータードラッカー先生が言われた有名な言葉があります。

 「組織」とは,○○を成果に結びつけつつ,△△を中和し,無害にするための道具である。

 と言われました。さて,この○○と△△に入る言葉はなんでしょうか。

 それでは,ここで,意見交換タイムにしたいと思います。

お近くの方,お二人ないし三人一組になっていただいて,自由に,意見交換をお願いします。

 ご協力ありがとうございます。

 それでは,すこしだけ,ヒントを出したいと思います。

 この○○と△△には,対称的な言葉で,二文字ずつの言葉が入ります。

 それでは,再度,意見交換をお願いします。

 ご協力ありがとうございます。

 それでは,正解を発表したいと思います。

 正解はこちら,強みと弱みでした。

 「組織」とは,強みを成果に結びつけつつ,弱みを中和し,無害にするための道具である

 組織,チームは,メンバーの強みを発見・強化して成果に結びつけ,弱みをみなさんでカバーし合う,ということになりますでしょうか。

 みなさんにとっての強みと弱みを考えて,強味を強化し,よわみを無効化しましょう。

 では,まず,みなさん個々人や,みなさんの会社の強みとしては,なにがあげられるでしょうか。

 再度,お近くの方お二人ないし三人一組で意見交換をお願いします。

 ご協力ありがとうございます。

次に,少し,着眼点を提供したいと思います。

 たとえば,

ライバルに勝ること

自社が選ばれる理由
これまでの成功要因
メンバー個人のスキル
特異なこと・情熱を持てること
チームワーク・会社の雰囲気
ネットワーク 信頼・歴史

など,いかがでしょうか。

思いついたことを,お二人ないし三人一組で意見交換をお願いします。

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    就業規則の周知義務:紙芝居型ブログ ブログ#133

     会社をめぐる法律では,
    ほんのちょっとした手続きのし忘れで,
    ひどいことになってしまうこと,
    よくあります。

     その一例を紙芝居にしてみました。

    <就業規則の周知義務>

     こちらは,Xさんです。

     Xさんは,Y社で,正社員として入社し,働いていました。

     他方,こちらは,Y社長です。

     Y社長は,Xさんが勤務する会社の社長です。

     Y社長は,会社の就業規則を変更し従業員に対する懲戒解雇の規定を,新設することを考えていました。

     うーん,うちも,徐々に従業員が多くなってきたので,就業規則とか,会社のルール整備をしっかりしないとな。

    特に,会社内の規律・秩序を乱す従業員に対しては,最悪の場合は懲戒解雇もできるように,就業規則を,新しくしておかなければならないな。

    こうして,Y社長は,会社の就業規則を改訂し,懲戒解雇の規定を新設しました。

     よーし,これで,万が一のときには,従業員に対して,問題なく懲戒解雇ができるな。準備は万端だ。

     しかし,このとき,Y社長は,就業規則の中身を新しくしたものの,その就業規則を社内に備え置いたりするなど,従業員に周知することを忘れてしまっていました。

     ある日のことです。

     Xさんが,お得意先のA社からの要望に応じなかったため,トラブルになりました。

     おい,Xくん,君,なんてことをしてくれたんだ。お得意先のA社さん,とっても怒ってたぞ。わが社はサービスの悪い会社だと,言っているらしい。まったく,気を付けてくれよ。

     はあ,すんません。

     また,ある日のことです。

     こちらは,Xさんの上司のBさんです。

    Xさんは,上司のBさんに反抗的な態度をとり,暴言を吐きました。

     ちょっとちょっとB先輩,B先輩の指示は間違ってるんですよ。なんですか,このひどい業務指示は。仕事わかってないんじゃないっすか。こんなのやってらんないっすよ。

     なにー,いったいどういうことだ。すくなくとも,私は君の上司だぞ。上司に対して,その態度はなんだ

     Xさんは,職場でこういった態度を取っていたことから,とうとう,会社から,懲戒解雇されることになってしまいました。

     しかし,Xさんは納得がいかず,Xさんは裁判を起こしました。

     こちらは,裁判所の裁判官です。

     静粛に。今から裁判を始めます。

     まず,Xさんは次のような主張をしました。

    裁判長,今回,新しくなった会社の就業規則は,会社に備え置かれていませんでした。

    したがって,この就業規則は周知の手続がされていなかったということです。

    そのため,今回の就業規則に基づく懲戒解雇は無効です。

     これに対して,Y社長は,次のように反論しました。

     裁判長,就業規則は,労働者の過半数代表の同意を得たり,労働基準監督署長への届け出をするなど,ちゃんと作られたものです。そのため,会社に備え置くのを忘れていたくらいでは無効になるなんておかしいです。

     そのため,Xさんに対する懲戒解雇は有効です。

     このように,XさんとY社長の主張は,真っ向から対立しました。

     それでは,これから,判決を言い渡します。

     主文,Xさんが,Y社に対し,労働契約上の地位にあることを,確認する。

    やったー,ぼくの主張を認めてもらえたんだ

     ええー,そんな,そんなのおかしいぞ。いったい,どういうことなんだ

     説明します。

     会社が就業規則を作成したり,その内容を変更した場合には,労働者代表の意見を聞いたり,労働基準監督署長の届けるほか,従業員への周知の手続をしなければなりません。

     今回は,その周知の手続をしていなかったため,周知の手続をしていなかった就業規則を根拠とする懲戒解雇は,認められません。

     ええー,そんなー