2018年 3月 の投稿一覧

補助金申請4つのポイント #51

今回は,
経済産業省や中小企業庁関係の
補助金を申請する際の
4つのポイントについて,
お伝えします。

多くの補助金では,
応募書類に点数をつけて,
上位の方から順番に採択される,
つまり,合格ということで,
補助金が交付されることになりますので,
いかに,点数を多くつけてもらうかということが,
重要になります。

そして,
審査の対象になるのは,

①自社分析と②補助事業計画,

を審査されることが多いです。

ポイントは,以下の4つです。


第1に,
自社分析をしっかり行うということです。
自社分析というのは,
文字どおり,
自社を適切に分析できているか,
それを説得的に,
文章で表現できているか,
ということがポイントになります。

そのため,
事業計画書を作るときと同じように,
日頃から,
SWOT分析・3C分析・誰に何をどのように分析など,
ポピュラーな分析をしておくと,
採点者にも,
適切な自社分析ができていることが伝わります。


第2に,
公募要領を読み込むことです。

上述のとおり,
補助事業計画の内容を審査されますので,
これは,その補助金制度が,
応募された方の事業に
マッチしているかということを審査されます。

そこで,重要なのが,
「公募要領」といって,
その補助金を申請するときの
マニュアル・手引のようなものですね。
そのなかでも,
特に,どういう部分を審査するもの,
ということが,なんとなく,
伝わる部分があります。

そこをしっかりと読み込んで,
それを文章に反映すると,点数が高くなります。

公募要領のなかで,
審査のポイントが,
はっきりと加点すると書いてある部分もあれば,
そうでなく,なんとなく,
ここが評価の対象になるのだろうな
という部分もありますので,
しっかり読み込むことが必要です。


第3に「わかりやすくアピール」することです。
たとえば,先ほどの,
公募要領のポイントであると思う部分を,
そのまま,「小見出し」にすることをおすすめします。

そうすると,採点官にも,つたわりやすくなります。
そのほか,テクニックとしては,
写真・図・グラフなどを活用するという方法もあります。


第4に,「早めの準備」です。
上述のとおり,
申請書類の点数で,評価されますので,
当然,じっくり書類を作れるほうが,
点数が高くなります。

そこで,今からでもできること,
それは,自社分析です。
これは今からでもできますので,
ぜひ,すぐに着手することをおすすめします。

以上,補助金申請4つのポイントでした。

補助金申請6つの注意点 #50

今回は,
経済産業省や中小企業庁関係の
補助金の注意点について,
お伝えします。


第1に,もっともよく,
誤解されているのが,
補助金の多くは,
採択,つまり合格ということになっても,
すぐに,補助金がもらえるのではなく,
採択してもらえた事業のための,
経費の支出を,実際に行ってから,
その後,しばらくたって,
再度,その経費の支出について審査を受けたうえで,
補助金が支給されるというものです。

そのため,
自社で,経費を使う前に,
補助金がもらえるものではないということが多いです。


第2に,
補助率や補助上限というものが
定められることが多いです。

たとえば,
補助上限1000万円,補助率3分の2,
というと,
1500万円を支出すると,1000万円が
返ってくるというものです。


第3に,
制度によっては,
補助事業から直接収益が発生すると,
その金額は,納付しなければならないという,
「収益納付」というルール
があることもあります。


第4に,
当然,申請書に嘘をかいたり,
ウソの報告をしたりしてはいけません,
犯罪になります。


第5に,
提出書類や手続に手間がかかり,
大変です。

ただし,これから,
継続的に,補助金にチャレンジしていくのであれば,
早めに慣れると良いかもしれません。


第6に,
補助金をもらうために,
やる必要のない事業をやるというのは,
お勧めしません。

補助金のメリットの一つとして,
計画書を作ることによって,
自社の状況を分析したり,
振り返ったりすることが,
経営にとって,
とてもプラスになるということが挙げられますので,
やる必要のない事業のために,
補助金を申請するはむしろデメリットになると思います。

以上,
補助金申請の6つの注意点について,
お伝えしました。