今回は,
経済産業省や中小企業庁関係の
補助金の注意点について,
お伝えします。
①
第1に,もっともよく,
誤解されているのが,
補助金の多くは,
採択,つまり合格ということになっても,
すぐに,補助金がもらえるのではなく,
採択してもらえた事業のための,
経費の支出を,実際に行ってから,
その後,しばらくたって,
再度,その経費の支出について審査を受けたうえで,
補助金が支給されるというものです。
そのため,
自社で,経費を使う前に,
補助金がもらえるものではないということが多いです。
②
第2に,
補助率や補助上限というものが
定められることが多いです。
たとえば,
補助上限1000万円,補助率3分の2,
というと,
1500万円を支出すると,1000万円が
返ってくるというものです。
③
第3に,
制度によっては,
補助事業から直接収益が発生すると,
その金額は,納付しなければならないという,
「収益納付」というルール
があることもあります。
④
第4に,
当然,申請書に嘘をかいたり,
ウソの報告をしたりしてはいけません,
犯罪になります。
⑤
第5に,
提出書類や手続に手間がかかり,
大変です。
ただし,これから,
継続的に,補助金にチャレンジしていくのであれば,
早めに慣れると良いかもしれません。
⑥
第6に,
補助金をもらうために,
やる必要のない事業をやるというのは,
お勧めしません。
補助金のメリットの一つとして,
計画書を作ることによって,
自社の状況を分析したり,
振り返ったりすることが,
経営にとって,
とてもプラスになるということが挙げられますので,
やる必要のない事業のために,
補助金を申請するはむしろデメリットになると思います。
以上,
補助金申請の6つの注意点について,
お伝えしました。