無料教材:「士業のための経営相談アイデア」

https://peraichi.com/landing_pages/view/businesscoachingstudy

無料教材:「ミニ社員研修実践法」

https://peraichi.com/landing_pages/view/todotakehisa4


大企業VS中小企業:紙芝居型ブログ ブログ#230

「30分ミニ社員研修教材」
 大企業と中小企業はどちらが強いのでしょうか?
 紙芝居にしてみました。

===========================

<大企業VS中小企業>

 みなさんは,大企業と中小企業,どちらが強いと思いますか?

 これについては,いろいろな指標・評価・モノサシがあると思います。

 ところで,ここで,一つの判断手法として,「経営資源の4要素」という言葉を紹介したいと思います。

 経営資源の4要素という言葉,聞いたことがありますでしょうか。

 経営資源というのは,経営のために使えるもの,使える財産,リソースというような意味合いです。

 この場合の4要素とは,①人,②モノ,③お金,④情報・ノウハウ,と言われています。

 この4つの指標で,大企業と中小企業を比べると,いかがでしょうか。

 ①の人,については,人数という意味では,中小企業は大企業に勝てません。

 また,②のモノ,についても,設備や固定資産などの意味で言えば,大企業が中小企業に勝ることが多いと思われます。

 さらに,③のお金,についても,保有している資金の量という意味では,中小企業は大企業に勝てません。

 しかし,中小企業も負けていません!!

④の情報・ノウハウについては,個別の業界や,ニッチなマーケットでは,中小企業が大企業に勝つということが,たくさんあります。

 ほかにも,スピード,フットワーク,という武器が,中小企業にはあります。

 大企業では,その規模の大きさから,フットワークが重くなりがちであり,新しいことをやろうと思っても,全社的な合意形成に時間がかかったり,新しいアイデアを実施するまでに,たくさんの調査をして会社に損害が発生しないことがわかってからようやく開始する,ということがよくあります。

 中小企業であれば,規模が大きくないことから,多少のリスクをとって,とにかく開始する,とにかくやってみて,そのなかで,適宜,修正・改善していく,その結果,大企業が参入する前に,先行者利益を得る,ということがあります。

 また,中小企業であれば,ニッチな分野,市場規模が大きくない分野で利益を上げることができますが,大企業では採算が合わないため,大企業が参入できないということもあります。

 また,大企業は,全社的に統一的な行動をとらなければならないことから,マニュアルに従った対応をせざるを得ないことが多いですが,中小企業であれば,マニュアルにない,臨機応変な対応を取れることがあります。

 また,中小企業は,規模が小さいからこそ,お互いに助け合える,チームワークを良くすることができる,という面もあります。

また,中小企業は,仕事の全体にかかわれて,仕事にやりがいを感じられる,という面もあります。大企業の場合,大きなプロジェクトのほんの一端にしか,かかわれないということがあります。

 また,中小企業は,規模が小さいからこそ,挑戦ができる,トライアンドエラーを繰り返せる,という面があります。大企業は規模が大きいため,挑戦して失敗すると大損害になってしまい,挑戦がしづらいという面があります。

 さて,みなさん,中小企業が,大企業に勝っていると思うこと,ほかに,どんなことがあると思いますか?

    言葉と本音の不一致:紙芝居型ブログ ブログ#229

    「30分ミニ社員研修教材」
     言葉で言っていることと,
    心の中で言っていること,
    一致しないことって,多いですよね
     職場は特に。
     紙芝居にしてみました。

    ===========================

    <言葉と本音の不一致・個別の配慮>

     こちらは,とある,食品製造会社に入社したAさんです。

     Aさんは,もともと,この食品製造会社の商品の大ファンであったことから,この会社に入社することが第一希望でした。

    やったー,厳しい就職活動を経て,ようやく,この会社に入社できたぞ。

    よーし,おもいっきり,全力で,がんばるぞ。

     そして,ある日のことです。

    > 

     はあ,おじいちゃん,最近,具合が悪いんだよなぁ。

    お母さんも,なるべくおじいちゃんの家に行って介護するようにしてるけど,お母さんも働いているから限界があるんだよな。うち,弟と妹も,まだ小さいから面倒見てやらなきゃで,お母さんももう限界だと思うんだよな。

    だから,僕が,なるべく早く帰宅して,弟と妹の世話か,おじいちゃんの家に行って,介護の手伝いしたいんだけど,そういうわけには,きっと,行かないよな。一時間だけでも早く帰れると,お母さんの役に立てるんだけど,こういうことって,会社のこととは関係ない,

    「仕事以外のこと」だから,会社に相談するわけにはいかないよな。こまったなぁ

     このように,A君は,おじいさんの介護のことや,まだ小さい兄弟がいて,お母さんが限界までがんばっていることを心配していました。 A君の家庭は,母子家庭でした。

     その後,ますます,A君のおじいさんの容態が悪化し,ますます,A君のお母さんは体力に限界が来ていました。

     そんな様子を見ていたA君は,ますます心配になってしまい,仕事のパフォーマンスも落ちてしまっていました。

     はあ,困ったなぁ。おじいちゃんも,お母さんも,ますます大変そうだ。いったいどうしたらいいんだろう。誰かに相談してみようかな。でも,仕事以外の相談されても,困らせてしまうだけだよなぁ。どうしよう。

     そして,ある日のことです。

    こちらは,総務課の先輩のB子さんです。

     あー,A君,お疲れ様。ねーちょっと聞いてよ。今日さぁ,満員電車で足ふまれちゃってさぁ。もうアタシって,もともとヒールが高い人でしょ,ホント嫌になっちゃうわよねぇ。でも,朝,はいった喫茶店で新製品のドリンクのお試しやってて,超お得って思った嬉しかったのよー。でも,思ったほど美味しくなかったんでビミョーって思ってさぁ。あ,でも,通勤途中でいつも見る猫がいてホント可愛くて,写真撮ろうとしたら逃げられちゃったのよねぇ。

     あ,そ,そうなんですね・・・

     A君は内心,こう思っていました。

     B子先輩は,いつもよく話しかけてくれるから,もしかしたら,相談にのってくれるかもしれないけど,ちょっと,こっちから話すタイミングがないくらい,マシンガントークなんだよなぁ。

     また,ある日のことです。

     こちらは,営業1課のCさんです。

     おー,A君,おつかれー。元気―

     あ,はい,元気にやってます。先輩はどうですか。

     おれは超元気元気,いま絶好調なんだよねぇ。

     あ,そうなんですね。いいですね。先輩,ちょっと相談させてもらってもいいですか?

     おー,もちろんだよ。なんでも聞いちゃってよ。

     ありがとうございます。実は,最近,ちょっと仕事にあまり集中できていなくてですね。

     あー,わかるわかる,この時期はみんなそうだから気にしないで大丈夫だよ。

     みんな入社してしばらくすると,みんなそうなんのよ。現実が見えてきたりね。

     オッケーオッケー,気にしなくていいからこのままがんばってよ。

     あ,は,はあ,ありがとうございます。がんばります。

     A君は,内心,こう思っていました。

     やっぱり,仕事以外のことって,相談しづらいんだよなぁ。

     またある日のことです。

     こちらは,総務課の先輩のD子さんです。

     A君おつかれさまー。元気?

     あ,はい,元気でっす。

     おおーいいねぇ。なんか最近ちょっとつらそうな感じもしたけど,やっぱり元気そうね。 

     わからないこととかあったら,遠慮なく,相談してね。

     ありがとうございます。先輩,ちょっと相談していいですか。

     もちろんよ。なんでも聞いてみて。

     ありがとうございます。最近,自分,ちょっと,前より,仕事に集中できなくなってる気がしまして。

     へー,そう感じてるんだぁ。

     はい,そうなんです。みんなそうなんですかねぇ。

     うーん,どうなんだろうねぇ。人にもよるかもしれないと思うんだけど,A君はなにか心あたりとかある?

     心当たりですか,そうですねぇ。だんだん,仕事がわかってきた分,その難しさもわかってきて,自分にできないんじゃないかと不安になってるんですかねぇ。

     なるほどねぇ。それは誰にでもありそうだね。

     D子さんは内心,こう思っていました。

     あれれ,A君,なんか本音で話してない感じがするなぁ。自分から相談したいって言ってきたのに,本音で話してないって,なんか不思議な感じだなぁ。ちょっと,もう少し,慎重に聞いてみようかしら。

     A君さあ,ほかにも,なにか不安なことってある?

     ほかですか,うーん,そうですねぇ。やっぱり,まだ,自分,新人なので,会社に迷惑かけることはあっても,会社に貢献することができてないから,それも不安ですかねぇ。

     あー,なるほどねぇ。A君さ,なにか仕事以外のことでもよいから,もうなんでもよいから,ちょっと人に話してみたいなってことってある?

     仕事じゃなくてもいいんですか?

     うん,そうそう,仕事じゃなくてよいから,なんでも言ってみて。

     ありがとうございます。

     実は,うち,母子家庭なんですけど,まだ,弟と妹が小さくて,母が仕事がんばってるんですけど,最近,おじいちゃんの体調が悪くて,母が介護してまして,ちょっと体力の限界にきてるんじゃないかと思うんです。

     そう考えると,心配で,なんとなく,集中できないんですよね。なんとかしてあげたくて。せめて,弟と妹たちの夕飯だけでも作ってあげたら,母もラクになるんですけど。

     あー,そうだったんだぁ。A君,よく話してくれたね。それならね,きっと,E部長に相談すれば良いわよ。E部長は,社員それぞれの事情をよくわかってくれる人で,前にも,家庭の事情がある社員さんに,個別的にいろいろ対応してくださってたのよ。だから,まずは,E部長に相談してみると良いと思う。私から先に話しておいてあげようか。

     いいんですか,ありがとうございます,本当にありがとうございます。

     その後,E部長の取り計らいで,A君は,特別に,フレキシブルな勤務で良いということになり,A君は,兄弟の面倒を見ることができるようになりました。

     そして,A君は,心配事がなくなって仕事のパフォーマンスが上がりました。

    また,会社に,個別に配慮をしてもらえた,というありがたみから,モチベーションが大幅にアップしました。

    そして,勤務時間内に猛烈に働いて仕事を仕上げるようになり,仕事の生産性が大幅に上昇しました。社内で一番がんばっている新人として,評価されるようになりました。

    やったー,やったよー