紙芝居型ブログ

　今回は，残業代問題について，
固定残業代が問題となる事例を，
紙芝居で，お伝えします。

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A君とＢ子さんは、新卒で入社した期待のルーキーです。

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毎日，いろいろ勉強することがあって，充実しているなぁ。
これが社会人生活ってやつだなぁ

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それにしても、今日も仕事が終わらない。今日も終電コースだなぁ。
でも，きっと、今月は、残業代も多くつくだろうし、たのしみだな。

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あれ、給与明細をみてみると、残業を多くした月と残業が少なかった月で、もらえる額が変わらないなぁ。

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いったい，どうしてなんだろう。

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あ、社長、すみません、うちの会社、残業代ってもらえますよね。
Aくん、なにを言ってるんだ。残業代がつくのは当たり前だろう。その分、みんながんばってくれているんだから、しっかりと払うさ。

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それどころかね、きみの場合は、とてもよくがんばってくれているから、固定残業代制度と言って、残業がないときでも固定額をきみに払ってあげているんだよ。給与明細をみてごらん、ほら、ここに固定残業手当５万円とあるだろう。君はとてもがんばってくれているから、残業があってもなくても５万円払ってあげているんだよ。すごいだろう。
これは、我が社が君に期待していることの現れなんだよ。
その代わり、どれだけ残業しても、５万円以上は払わないんだけどね。

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そうだったんですね、社長、ありがとうございます。
期待してもらって、本当に、うれしいです。
これからもがんばります。

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同じく，Ｂ子さんも，残業をがんばっていました。
あー、今日も仕事が終わらないわ。今日も終電コースだわ。
でも、まわりのみんなはあたしよりもがんばってるし、成績も良いし、あたしもがんばらなきゃ。

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あれ、なんか今月も金欠だわ。

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なんでだろ。
残業をしてもしなくても、もらえるお給料が変わってない気がするなぁ。どうしてだろう。

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あ、社長、すみません、うちの会社って、残業代ってもらえますよね。
Ｂ子くん、もちろんだよ。当たり前じゃないか。
残業代っていうのは、法律で払わなければならないと決められているんだ。

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Ｂ子くんの場合はね、我が社はきみにとても期待しているから、女性では数が少ない総合職として、入社してもらったよね。そのとき、一般事務社員よりも基本給を１０万円高くして、そのかわり，基本給に残業代が含まれていると説明したね。

はい。そう聞きました。

これは、残業がなかったとしても、マイナスしたりしないんだ。すごいだろう。
それは、我が社が君にとても期待しているからなんだよ。ちなみに、どれだけ残業しても、この基本給は変わらないけどね。

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そうでした。あたし、期待してもらってるんですよね。うれしいです。がんばります。

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後日、Ａ君は、大学の先輩であったＣ先輩に、お酒に誘われました。

おい、Ａくん、実はね、私は、転職することにしたんだ。

ええー、C先輩いったいなにがあったんですか。

実はね、社長とケンカしちゃってね。もう，社長に頭下げるくらいなら、、独立しようと思ってね。

そうだったんですか。

うん、それでね、退職金をくれっていったら、その社長、うちに退職金なんてない、なんていうんだよ。

ええっ！！、それは困りますね。

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うん、　そこで、インターネットで調べたら、今、残業代請求っていうのがはやっているらしくてね。
そのインターネットの情報によると、かなりの残業代がもらえるらしいから、退職金代わりに請求してやろうと思っているんだ。

そうなんですね。うらやましいなぁ
そういえば、うちの会社は、固定残業代っていう制度で、固定額以上は残業代もらえないらしいんですよ。

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Aくん、実は、私もまったく同じ事を社長に言われたんだけどね。
どうやら、法律によると、そういう制度は違法の可能性があって、残業代は請求できる場合があるらしいぞ。

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だから、しっかりと残業時間の証拠，たとえば，タイムカードとか，パソコンのログ記録とかを収集しておいたほうが，いいらしいぞ。くわしいことは、インターネットに書いてあるから。

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ええ、そうだったんですか。期待しているなんて言われて，だまされてたのか。
あたまにきたぞ，許せない。残業時間の証拠を確保して，やめてやる！！

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Aくんは、C先輩から教えてもらった内容を、B子さんにも教えてあげました。

ええ！！そうだったの。あたしたち，騙されてたのね。許せない。あたしも，これから残業時間の証拠を確保して，やめてやるわ。

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Ａ君とＢ子さんは辞表を出しました。二ヶ月がたちました。

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あー青空の下のゴルフは気持ちがいいねぇ。うーん、我ながらナイスショット

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ブルルルルル
おや、電話だ。秘書のＣ子くんからだ。なんだね。

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社長、大変です。裁判所から、書類がきました。
なかみは、訴状です。原告は、ＡくんとＢ子さんです
被告は会社となっています。
残業代５００万円ずつ支払えとなっています。

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なに、いったいどういうことだ。なんで、我が社が被告にされるんだ。　納得がいかないぞ。

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こうして、東京地方裁判所での裁判が始まりました。

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まあ，裁判なんて，堅苦しいことやってるけど，
Ａ君とＢ子さんは，ちゃんと、入社前に、残業代の払い方を約束して、納得して入社したんだから，残業代など払わなくてよいはずだ。

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わしも法学部の学生だった頃、「契約自由の原則」というのを勉強したんだ。
契約内容は、当事者が自由に決められるのが原則なんだから、残業代なんてはらわなくて良いはずだ

　こうして，裁判は、一年かかりました。

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一年後、いよいよ判決の日になりました。
傍聴席では、判決をまつ人が集まっています
判決を言い渡します。判決主文　会社は，ＡくんとＢ子さんに対し，

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残業代を，５００万円ずつ支払いなさい。

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ええ、我が社の完全敗訴じゃないか。　なぜ、我が社がまけてしまったんだー
なぜだー

　今回は，残業代問題について，
紙芝居で，

お伝えします。

A君は、新卒で、ソフトウェア制作会社に入社しました。
毎日を一生懸命がんばっていました。

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A君
あー、毎日、忙しいなあ。
これが社会人生活ってやつか。
でも、仕事って、すごいやりがいがあるなぁ。
お客さんのところをまわって、
お客さんの希望するソフトウェアの打合せをして、
一生懸命プログラムを作って、

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お客さんが喜んでくれたときって、
本当にやりがいがあるなあ。

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B社長
おい、A君、君は本当によくがんばっているね。
君のクライアントは、みな君を高く評価しているよ。
私も鼻が高いよ。

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A君
社長、ありがとうございます。
そういっていただけて、僕、とてもうれしいです。
もっと、がんばります。

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B社長
うんうん、君はがんばっているから、特別に、基本給をアップさせておくことにしたからね。

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残業代代わりと言ってはなんだけど、基本給をアップさせるからね。
我が社で一番がんばってるきみには、我が社で一番高い給料を払うからね。

　でもね、A君、しっかりと休息をとることも大事なことだよ。
根を詰めすぎはよくないし、短期的にではなく、
長期的に安定したパフォーマンスを発揮することも大切だからね。
だから、ちゃんと、定時の終業時刻には、帰るようにするんだよ。
私は，言ったからね。

A君
はい、わかりました。

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A君はとても素直な頑張り屋で、B社長はA君をかわいがっていました。
A君も、自分をしっかりと評価してくれて、細かいところまでよく見てくれている社長のことが大好きでした。
そのため、A君は、ますます、仕事をがんばり、終業時刻である午後５時になっても帰ることはなく、毎日、午後１１時くらいまで残っていました。
それを見た社長は、さらに、Ａ君の基本給をアップさせました。

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ある日、午後１１時ころ、たまたま、忘れ物をしたB社長が、会社に戻ったところ、A君が、一人、社内で働いていました。

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B社長
おい、A君、君はこんな時間まで仕事をしているのか。
大変だろう。もう今日は帰りなさい。
残業はよくないから、とにかく定時には帰るようにするんだよ。

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A君
あ、社長、はい、今日は、もう帰ろうと思っていたところですが、
ただ、おかげさまで、私がたくさんのクライアントを担当したいと希望して、
実際に担当させてもらえた分、納期が厳しくて、とても間に合わないもので。

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B社長は、内心、こう思っていました。

B社長
うーん、たしかに、A君の担当業務量からしたら、
毎日遅くまで残業せざるを得ないだろうなぁ。
でも、A君がやりたいからやらせてあげたんだしなあ。
それに、会社が残業しなさいと命令したわけではなくて、
本人がやりたいと言っているからなら、まあいいか。
あと、Ａ君だけ、どんどん基本給を上げて、高く評価しているから、
きっとＡ君から不満が出ることはないだろうしなあ。

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よし、A君、そうか。まあ今日は仕方ないかもしれないけれど、
とにかく、毎日、残業せず定時に帰るんだよ。

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A君
はい、わかりました。いつも、お心遣いいただきまして、
本当にありがとうございます。

その後も、A君の業務量はかわらなかったため、連日、A君は、残業していました。

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B社長
うーん、A君のタイムカードをみると、やっぱり毎日遅くまで、残業しているなあ。
取引先のC社さんも、A君が遅くまで残業してまでメールをくれるって、喜んでたしなぁ。

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会社で契約している警備会社のセキュリティシステムの記録も、
毎日、A君が一番最後に、セキュリティをかけて、帰ってるみたいだしな。
まあでも、会社が残業を命令したわけじゃないし、
A君がやりたくてやってるわけだから、まあいいか。
Ａ君だけ、基本給も高くしてあげてるしな。

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それから６ヶ月経過したところ、A君は、疲労がたまり、疲れが見え始めました。

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そして、仕事の疲れから、ミスが連続するようになりました。
少しずつ、Ａ君に対するクレームが増えていくようになりました。

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Ｂ社長
おい、Ａ君、君はまたミスをして、クレームがきたそうだな。
君はがんばっているから、最初のうちは黙認していたけど、
今月だけで５件目のクレームだぞ。もう３ヶ月連続で、毎月３件契約を着られてしまったぞ。
しっかりしたまえ。君の担当先は、みんな君のがんばりをとても評価しているんだから、
今更、担当は代えられないんだから、しっかりやってくれ

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Ａ君
は、はい。わかりました。申し訳ございません。

Ａ君は、内心、こう思っていました。

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Ａ君
くっそー、僕だけ、こんなに仕事押しつけられて、
社内で一番売り上げもあげているし、一番長く働いているのに、
あの言い方はないよな。
それに、毎日全然早く帰れないし。
かといって、仕事量を減らしてくれるわけじゃないし。
いったい、どうしたらいいんだ。
もうやめちゃおうかな。
もう体がしんどいから、しばらく休みをとりたい。
でも、うちの会社、退職金制度がないから、生活を考えると不安だなぁ。

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ある日、Ａ君は、たまたま、パソコンに向かって、インターネットをしていました。

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Ａ君
んん、なんだこれ。
今、はやりの残業代請求？。

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金額は、時間給の１。２５倍や１。５倍？
そうなのか、
２年分までさかのぼれる？？？
残業代の証拠を確保すればもらえるかも？

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証拠はタイムカード、

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メール、

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セキュリティ記録，

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パソコンのログオン・ログオフ記録などさまざま
もらえる金額は、ここでだいたいの金額を計算できる？
残業代は，本来，法律で払わなければいけないものです？

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そうだったのかー。本当だったらもっと残業もらえていたはずなのに，だまされていたのか。
あたまにきたぞ。よし、今から残業の証拠，タイムカードや，パソコンのログオン・ログオフ記録を確保して、退職して、残業代を請求するぞ。

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その後、Ａ君は、辞表を提出しました。
そして、２ヶ月が過ぎました

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B社長
あー、青空の下のゴルフはきもちがいいなぁ

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プルルルル

Ｂ社長
お、電話だ。秘書のＣ子くんだ。どうしたんだろう

Ｃ子
社長、大変です。裁判所から、書類が届きました。

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中身は、訴状となっています。
退職したＡ君が裁判を起こしたようです。
中身は、残業代を５００万円支払え、となっています。

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Ｂ社長
なにい、なんで我が社が５００万円も、支払わなければならないんだ。　おかしいだろう。

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こうして、裁判所での裁判が始まりました。

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Ｂ社長
まあ裁判なんて堅苦しいことやってるけど、
我が社が負けることはないだろう。
だって、たしかに、Ａ君は残業が多かったけれども、その分、基本給をあれだけ何度も、昇級したんだし、我が社で一番多く給料をはらっていたんだぞ。
Ａ君も納得してたんだし、残業代以上に給料払ってたんだから、我が社が負けるはずがない。

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こうして、裁判がはじまり、一年がたちました。判決言い渡しの日になりました。

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裁判官
静粛に。判決主文、会社は、Ａ君に対して５００万円を支払いなさい

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Ｂ社長
ええ、なんで我が社が５００万円払わなければならないんだ。
我が社の完全敗訴じゃないか。なぜだー