ビジネス書紹介15「小さな会社の稼ぐ技術」  竹田式ランチェスター経営「弱者の戦略」の徹底活用法 ブログ#288


 ビジネスコーチングの場面において、経営戦略に関するご相談は多くあり、毎度、悩ましい問題と感じています。

 そのようななかで、ランチェスター経営も学びたいと思っていたものの、
実際にどう活用するのか?が難しそうな理論だなあと思っていたのですが、
 
 本書は、大企業ではない、小規模企業が、
いかに、ランチェスター経営を実践して成功したかが、
とても具体的に、リアルに描かれていて、
大変勉強になるとともに、
アイデアは無限にあるのかもしれないと思いました。
   
 たとえば、
①博多の居酒屋さん
 前味・中味、後味で感動してもらう
 前味は、予約をいただいたらFAXで御礼と丁寧な地図を送り、
  当日にも変更の有無の確認FAXを送る
 中味は、接客で感動してもらうことで、
  お客様をお名前で及びする
 後味は、料理と接客を一生懸命やって、
  コスパで満足してもらう
  さらに、お得意様には御礼ハガキを出す。
  法人客は定期訪問する

②沖縄のウコンの通販会社さん
 1~2か月に1回の電話フォローをしていて、
 「元気?お孫さんどうしてる?」
 などと世間話をして、こちらからは絶対に電話を切らない、
 人によっては3時間も話す人もいる、
 顧客は60代から70代のシニアで、独居の方も多い、
 商品ではなく月に一度の電話を楽しみにしている人もいる。
 商品はウコンですが、本当の商品は「心」。
 

③とある地方のパソコン教室さん
 月謝の単価も高くなく、政府からの補助金も終了し、
 業界全体が縮小状況
 人口も多くない町
 普通に考えると逆境だらけだと思うのですが、
 
 おもしろいのが、勝負は、パソコンについての講義
 ではなく、「休憩の10分間」だそうで、
 この時間にいかにお客さんと仲良くなれるかが、
 勝負なのだそうです。
 お客様は高齢の方が多く、真の欲求は、
 知り合いと会いたいとか、話がしたいなのだそうです。
 結果、驚異的な退会率で順調な経営をされているそうです。

 その他、たくさんの実例がとても勉強になりました。
 ありがとうございました。

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