ビジネスコーチングの場面において、マーケティングに関するご相談は多く、前回ご紹介させていただいたランチェスター経営の実践例には、
アナログのお礼状の話が沢山出ていたので、
その流れで読んだ本書も
素晴らしかったです。
著者の方は、
地方の眼鏡や宝石を扱っているお店を
ある日突然運営することになって、
最初は大変な思いをしながら、
様々な工夫をして乗り越えられた方で、
その工夫の数々がとても貴重な情報です。
手書きの丁寧なお礼状を書くことも
その一つで、
そのためにお客様との「会話記録」を作ることや
お礼状の型が紹介されていて
①簡単なあいさつ
②過去のお客様の事実
③現在の書き手の感想
④未来のお客様を予言
⑤書き手の名前
という型を紹介されていて、
実践的です。
そして、店舗にお客様が来店され、
直後にお礼状を送るとともに、
来店から5日後にまた2回目のお礼状を送ると、
お客様の曜日の行動パターンに合致して、
再来店につながる可能性があるとのお話、
そこまで緻密に考えているのかと、
驚きました。
また、著者がさまざまな店舗経営者の方に、
お礼状の書き方をアドバイスされた事例なども
紹介されていて、
実際の文面も写真で紹介されています。
すごいと思ったのが、
封筒に自分の顔写真とコメントをつけている例
があって、
これは絶対開封してもらえるだろうなぁと思い、
柔軟な発想に驚かされました。
超実践的な戦術の数々、大変勉強になりました。
ありがとうございました。