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ビジネス書紹介7「2022-これから10年活躍できる人の条件」 ブログ#280

 たまたま手に取ったこの本書に 「未来を切り開くためには、いま手にしているものを潔く捨て去らなければならないタイミングがある」 という文章があって、ドキッとさせられました。
 本書は、2012年に出版されたものですが、コロナで社会が一変してしまった現在への示唆があるのかもと思って読み始めたら、
あっという間に読み切ってしまいました。
 「時代が動くということは、今までの日常との間に、ギャップが生まれるということ」「ギャップが大きければ大きいほど、そこには大きなニーズが生まれる」 という文章もありました。

 毎度ながら神田先生の文章、文体、構成に圧倒されます。

 本書の主題は、「これから10年、活躍できる人の条件」というテーマで会ってその内容の説得力がすさまじいのはもちろんですが、私は、その過程で表現される文章の一つ一つにも感銘を受けました。
 たとえば、
・希望のシナリオを描いて、行動して、その過程で自分の才能を見つけてライフワークに没頭するからそれが実現する、
・本当に熱中できる仕事にリスクはない
・事実を積み上げ論理的に分析し、組織を動かす戦略家でありながら、緊急時には飛び出していき直感で結果を出す
・目の前の仕事において結果を出しつつ、未来を見ている人たちと連携をとり、新たな時代にシフトしたときにリーダーシップをとれる準備をしておく
などなど、読んでいて、心が熱くなる、情熱を与えてもらえる文章に感じました。コロナで多くの方が大変な困難に見舞われている中でも希望を持ち続けることの大切さを改めて教えていただきました。

 冒頭の文章にもあるように、時代の変化をチャンスに、ピンチをチャンスに、コロナ禍をチャンスにとまではいかなくても、少しでも取り返せるものを探す、逆に利用できることを探す、コロナで逆に伸びている企業・ビジネスを探してみたいと思いました。

 私も経験上、研修の教材や紙芝居の脚本を制作しているときは、時間を忘れて没頭することがあって、そんなときは充実感を強く感じます (披露させていただいて喜んでもらえたときはもっと充実感を感じますが。)。
 これをやり続けられることが一つの幸せなのかなと思い、これが自分のライフワークなのかなと、経験に照らし合わせながら読みました。

 また、本書を読んで、私も、今現在、熱中している仕事の活動に加えて、10年先の日本の状況から予測されるニーズを見据えた活動を思い付き、 その準備、勉強を今の内にしておこうと思いました。

 ちなみに、「TED出演を目指すことは最高の学習になる」という紹介もとても説得的で、私も将来、紙芝居でTEDに出演したいと思いました(壮大すぎる夢物語ですが・・・)

    ビジネス書紹介6「QUEST 結果を勝ち取る力」 ブログ#279

     「スマホは最も強力な時間泥棒」
    という表現にハッとさせられたこの本、
    たしかにほんの小さな時間でも手持無沙汰になると
    すぐスマホを見て、すると、
    なにかしらのアプリでそのまま見入ってしまうということ、
    とても多いです。
     
     電車の中でも、ずっとスマホを見ていること、
    とても多いなあとハッとさせられました。
     
     昔、スマホがなかった時代はどうしていたかな?
    と思ってももう思い出せないくらいですね。
     
     様々なアプリ会社が必死になって、
    スマホに表示される時間が増えるように、
    あの手この手で作戦を考えている以上、
     
     何の気なしに、スマホを見たら、
    見入ってしまうのは当然なのかもしれないですね。
     
     そしてスマホからいろんな情報がどんどん脳に入ってしまい、
    疲労感が増えるような気もします。
     
     そこで、著者いわく、
    「どんな誘惑でも見たら負け」
    なので、集中したいときは、
    スマホはカバンの奥にしまうと良いそうです。
     取り出すまでに手間がかかれば
    思いとどまれるからだそうです。
     
     もう一つ、ドキッとさせられたのは、
    「やりたくない」「不安だ」と感じる気持ちの強さは、
     
     やることをためらった時間の長さに比例するそうです。
     とすると、ためらえばためらうほど、
    やれなくなる、進めなくなるということでしょうか?
    これは恐ろしいなと思いました。
     実際には、締め切りが近づいて、
    必死になってやり遂げることが多いですが、
    そういうものなのかとドキッとしました。
    (今も抱えている原稿が進まない・・・)
     
     早く着手できるほど、早く手を動かせば動かすほど、
    次にまた同じ行動をとるときに抵抗感なく
    その行動に移れるそうです。
     その際、頭を使わず、意味を考えず、
    心の準備をせず、
    淡々とはじめるとフローに入りやすいそうです。
    (それが難しそうですが・・・)
     
     さらに、
    もう一つ面白いと思ったのは、
    「その行動にくっついた感情を変える」
    という話で、
    めんどう、つらい、というマイナスの感情が
    ついている行動がある場合にどうするかというと、
    「それをすると、こんな良いことがある」
    ということをどんどん考えていくと良いそうです。
     
     私の理解では、
    セルフコーチングのように、
    「この原稿、とりあえず、
     100文字書いたらどんな良いことがあるかな?」
    「プレッシャーが少しなくなる」
    「プレッシャーが少しなくなるとどんな良いことがあるかな?」
    「穏やかな気持ちで取り組める」
    「穏やかな気持ちで取り組めるとどんな良いことがあるかな?」
    「どんどん原稿が進む」
    「どんどん原稿が進むとどんな良いことがあるかな?」
    「原稿が完了する」
    「原稿が完了するとどんな良いことがあるかな?」
    「すっきりした気持ち、充実感で眠れる、
     よし、100文字だけ書いてみよう!!」
    というようなことを、
    頭の中で考えると良いのかな、
    と思いました。
     
     ほかにも、さまざまな興味深い手法が紹介され、
    「結果を勝ち取る」ための行動が増やすことができる、
    素晴らしい本でした。
     
     ありがとうございました。