ビジネス書紹介20「自分の時間を取り戻そう」:ブログ#296

「どうしたらもっと仕事のスピードが上がるのか・・・」
「どうしたらもっと計画が早く達成できるのか・・・」
日々、悩み、毎日の仕事に追われ、
計画を立てても緊急相談対応で計画は崩れ、
時間だけが過ぎていく焦りがあるため、
 
 時間術の書籍を目にするととても読みたくなります。
  
 今回は、ちきりんさんの
「自分の時間を取り戻そう~
 ゆとりも成功も手にいられれるたった一つの考え方」
(ダイヤモンド社)
を拝読しました。
  
 ちきりんさんは、
BLOGOSアワード大賞およびアルファブロガー・アワード
を受賞している日本のブロガー・著述家で、
今回の著著もとてもとても面白く、
読み始めたらあっという間に最後まで、
読ませていただきました。
  
 私なりの理解ではありますが、
特に興味深いと思ったのは、
 
●「自由度が高いと時間が自由になる」のではなく、
 「自由度が高いと、時間の管理がより難しくなる
  =時間管理により高いスキルが必要になる」

とのこと、とても納得しました。
 
 たしかに、私も、過去に、組織に所属していたときは、
9時から17時までが勤務時間というように、
拘束時間が決められていた方が、
メリハリがついて、時間内に集中できる、
という面があったように思うのですが、
 
 独立して、
自分で自分の時間を管理するようになると、
気が付けば集中していない時間があったり、
ぼーっとしていたらあっという間に時間が経ってしまっていて、
罪悪感に襲われたり、
かなり時間をかけたのに何のアイデアも出ない時間があって
落ち込んだりしますので、
全くその通りだなと感じました。
 
 上記の文章のように言語化していただいて、
人に時間を管理されないようになると、
自分で自分の時間を管理するスキルや、仕組み・仕掛けが
ますます重要になるということ、
得心しました。
  
 なんとなくそう思っていて、
これまで時間術の本を読んだり、
スマホの時間管理アプリを試してみたり、
いろいろなスケジュール帳を試してみたりしました。
 
 いろいろ試した末、
今では、
①見開きで一週間の予定が見えるスケジュール帳
②胸ポケットに入るサイズの、タスクリストを書くメモ帳
(リフィルが取り外し、入れ替え可能なタイプのもの)
③柔軟計画カード
(月間目標・週間目標・毎日目標を書いて、
 一日一回目で見て確認したら、
 その日付けに丸をつける名刺サイズのカード)
を使うようになりました。
 
 これまでも、時間管理の方法はいろいろ試しては、
少しずつ変えてきましたので、
これからもきっと変わるとは思うのですが、
これについては、
 
●大事なことは日々生産性を意識し、
 仕事や生活の生産性を高める方法を
 トライアンドエラーで身につけていくこと
 
とのこと、ますます納得しました。
 
 ほかにも、
 
●仕事以外のこともスケジュール表に書き込む
●「時間がまったく足りない」ことを視覚化すること
●「時間が足りない」という
 切実な実感を持つために視覚的な予定表を作る
とのこと、
 
 これについても、私も、当初は、
仕事だけスケジュール表に書き込み、
残りの時間で必要なタスクをこなそうと思っていたのですが、
 
 そうすると、結局、
スケジュール帳に書き込まないタスクは、
いつまでたっても終わらないまま残ってしまい、
TODOリストから消えないままになるということがわかり、
 
 週間目標について、
スケジュール帳に予想必要時間も含めて記載し、
緊急対応等でできなくなった場合は、
再度別の時間に書き込んで、
スケジュールを確保するようにしたところ、
以前よりも、達成率が高くなりました。
  
 たとえば、今月は、
1週目に紙芝居型の研修プログラムを作る(3時間)
2週目にビジネス書を1冊読んでブログに書く(2~4時間)
3週目にビジネス書を1冊読んでブログに書く(2~4時間)
4週目にビジネス書を1冊読んでブログに書く(2~4時間)←今ココ
5週目(予備日)
として、スケジュール帳に記載し、
 
 なんとか今月は、日々の業務をこなしつつ、
計画通りに進んでいますし、
過去と比較して、スケジュール帳に時間を確保すると、
達成率が高くなったように思います。
 
(とはいえ、緊急対応等が入って計画通りには
 いかないことのほうが多いですが、
 状況はどんどん変わるので、
 柔軟計画でOKと考えて、柔軟に変更しています)
 
 さらに興味深いと思ったのは、
●アーティストなど高いクリエイティビティ
 を求められる人の中には、森の中の別荘や
 海の近くのリゾートホテルを創作の場として選んだり、
 人の手が入っていない秘境エリアを訪れ、
 新しい着想を得ようとする人などがたくさんいます。
●彼らはお金と時間が余っているから遊んでいるのではなく、
 都会とは全く異なる日常の環境に身を置くことで、
 今までにない発想を得ようと、わざわざそういう場所に
 移動しているのです。別の言い方をすれば、
 「クリエイティブワークの生産性をできる限り高めるために、
 自然の中に身を置くという方法を意識的に選んでいる」のです。
とのことです。
 
 アーティストのようなクリエイティブな仕事はしておりませんが、
そういえば、経営相談やビジネスコーチングの場面で、
企業様のお悩み・お困りごとの解決策のアイデア出しをすることが多く、
アイデアなかなか思い浮かばないときに、
事務所から出て、喫茶店に行ったり、緑のある公園に行ったり、
散歩をしたりするときに、思いついたりすることが多いかも、
と思いました。
 
 また、ビジネスコーチングをする際、
クライアントの方にリラックスしていただいたり、
自由な発想をしていただければと思って、
 
 クライアントの方のお気に入りの喫茶店に移動したり、
あえて飲食店・居酒屋でアイデア出しをすることもあり、
このお話と共通するのかもしれないと思いました。
 
 その他、興味深いお話が多々あり、
わかりやすく腑に落ちる文章の数々、
とても勉強になりました。
 
 ありがとうございました。

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