ビジネス書紹介9「お客様の記憶に残るお店のリピーターをつくる35のスイッチ」 ブログ#282

 今でこそ、中小企業診断士として仕事をしておりますが、この資格取得の勉強を開始する前から、
お店が繁盛する理由を考えたりするのが好きで、
そういったテレビなどもよく見ておりました。

 そして、最近、よく利用している居酒屋さんが
いつも人気で混んでいて、
なぜこんなに人気があるのだろうかといつも不思議に思っていたところ、
ある日、私が、お店の大将に、
「大将のハイボールはなんか違う気がするんですよ」
と言ったところ、
 
「実はね、うちのハイボールは炭酸の濃度を上げる機械使ってんだよ、
 炭酸が抜けやすいからね。ボクお酒飲めないんだけどさ」
と言われました。
 
 大将ご自身はお酒が飲めないにもかかわらず、
細やかな配慮をなされているということに感動しました。
 
 またある日、
お客さんがグラスのお酒を飲みほしたときに、
「カラン」とグラスの中の氷の音がしただけで、
大将が「はい、おかわりつくったよ」と言って、
お酒を提供されていた様子を見て、
こういう細やかな配慮の積み重ねが、
どんどんリピーター、ファンを生んでいるのかもしれない、
と思いました。 
  
 そのような中で、
この書籍を読んだところ、
まさに、そういったことが書いてあり、
とても興味深く読みました。
  
  良いお店だけれどもリピーターが増えないお店にならないように、
お店のリピーターをつくるスイッチをつくるべきで、それを、
①心のつながり
②記憶のつながり
③モノでのつながり
④キッカケ
の4つに分類されていて、
とても納得しました。
 一つ一つの内容自体は、見たこと聞いたことがあるものですが、
この分類が秀逸であり、また説明もとても明快でした。
 
 私なりに響いた点をまとめると
以下のようになりました。
 
①心のつながり
 ・人柄
   心の温かみ:覚えていることを伝える 手間をかける 目を見る
   柔軟性
 ・商売人魂(サービス提供者としての信頼)
   こだわり 譲れない事
 ・技術(品質・安心等)
   数字 具体的な言葉
②記憶のつながり(自店を選ぶ理由、また行きたいと思う)
 ・らしさ
   大切にしている想い ほかのお店にない 意識せず自然に出る振る舞い
 ・良さ
   商品・サービス品質の高さ 素材の良さ・特徴 製造工程・技術の高さ
 ・関連付け、フォーカス、繰り返し、感情、インパクト、ライブ感、参加
③モノでのつながり
 ・お店にいた証、写真、日常で使えるモノ
 ・メルマガ、ニュースレター、チラシ、SNS
④キッカケ
 ・お得の期限、新メニュー・新サービス、更新情報、特別感、季節

 大変勉強になりました。
 ありがとうございました。

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