私が昔、中小企業診断士の資格を取得した際、
マーケティング関係の勉強をしましたが、
コロナによって社会が一変した今、
あらためて、マーケティング手法を学び直そうと思っていたところ、
たまたまご紹介いただいたこちらの書籍、
とても面白かったです
77ものアイデアがあるため、
折に触れて読み返すことで、
そのときごとのアイデアが
浮かぶのではないかと思いました。
よく、マーケティングでは、
「マーケティングの正解は机上の空論ではなく、
市場の反応がすべて」
「どれが正解か誰にもわからないので、
打てる手は全部打つ」
「打ち手を数多く知っていて、
一つ一つ試せる人が勝つ」
という話をよく耳にしますし、
そのとおりだと思いますので、
こういったアイデア集はありがたいと思いました。
コンサルティング・コーチングの際も、
「着眼点」の引き出しを多く持っていることが
有益であり、着眼点のストックを増やせると思いました。
特に面白かったのは、
スーパーで、お水の専用ボトルを買うと、
その後は何回お水を入れて持ち帰ってもタダ、
というサービスはよくありますが、
あれは、その後、定期的にお店に来店してもらえることを
狙ったもので、来店頻度が増えれば、
他店に行かれずに、売上につながることが狙いで、
ただし、
最初から無料にしてしまうと、
「無料のモノ」と思われてしまって、
効果が薄くなってしまうため、
最初にボトルを「買ってもらう」「有料にする」
そうすると、自分でお金を出して買ったものに
価値を感じるため、その後も、
何度も利用してもらえる、
という狙いだそうで、
とても納得しました。
ほかにも、
アメ横の店頭の段ボール陳列には意味があって、
人は商品を手で触ると入店の抵抗感が少なくなるそうで、
綺麗な陳列よりも、段ボールで雑多な陳列のほうが、
手に取る抵抗感がすくないので、
こういった狙いで入店確率を高めているそうです。
とても勉強になりました。
ありがとうございました。