ビジネス書紹介1「日本一わかりやすい経営理念のつくり方」 ブログ#270

 

 ビジネスコーチングの場面において、「事業計画や経営理念をどうつくるか?」というご相談は多くあります。

 事業計画書をつくることで,
1:自分の行動を律する
2:社員と共有できる
3:取引先にアピールできる
4:金融機関にアピールできる
などの効果があると言われております。

 そして,事業計画書には,
「経営理念」が冒頭に書かれることが多いです。

 この経営理念についても,
再度,考え直したいという経営者の方が
増えているように思います。
  
 コロナによって,
さまざまな見直しがなされているため,
その一環なのかもしれません。

 自分でも,これまで経営理念・ビジョン・ミッションを作っては見直しを
繰り返してきました。作ってみて,日々,実践してみて,また経験値が増えて,見直したくなるということが何度もありました。

 そもそも,これらの定義については,人それぞれで,当然,法律などありませんので,どのように定義するかも自由であり,藤堂の場合は,

経営理念=経営の根本にある考え方

ビジョン=将来の理想像

ミッション=使命感をもって日々取り組むこと

というように理解しています。

 そして,これからも見直すと思いますが,本日現在の藤堂は,以下のように考えています。

理念 「知らないで損する」をなくそう!「おもしろくて役に立つ」を創ろう!

ビジョン 「紙芝居型の教育手法を世界に広めて成長を応援し合える社会を創る」

ミッション 「守りのトラブル予防と攻めの人財育成でビジョン実現を応援する」

 藤堂は,時間をかけて,何度も考えなおすという作業を繰り返してきましたが,ほかにはどんな方法があるのだろうと考えていたところ,
たまたま見つけた書籍が
「日本一わかりやすい経営理念の作り方」坂上仁志著
(中経出版)でした。

 とても素晴らしい内容でしたので,ご紹介させていただきます。

 特に,いろいろな言葉の定義が紹介されていたり,経営理念は弱い自分への戒めになること,日頃から口に出すことで逆境になったときに弱い自分にブレーキをかけられる,具体的な作り方の例など,とても参考になりました。

 また,経営理念は作っただけでは意味がなくて,いかに浸透させるかが重要であり,毎朝の朝礼で唱和する,仕事の中でも経営理念に基づいて考える・話す,週に一回その週の出来事をもとに経営理念の勉強会をする,月に一回自社事例をもとに経営理念勉強会をするなど,手法もとても参考になります。

 それと,やはり,数に多く触れてみるということで,他社の事例をたくさん見てみるということも紹介されていて,とても勉強になりました。

 

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