ビジネス書紹介6「QUEST 結果を勝ち取る力」 ブログ#279

 「スマホは最も強力な時間泥棒」
という表現にハッとさせられたこの本、
たしかにほんの小さな時間でも手持無沙汰になると
すぐスマホを見て、すると、
なにかしらのアプリでそのまま見入ってしまうということ、
とても多いです。
 
 電車の中でも、ずっとスマホを見ていること、
とても多いなあとハッとさせられました。
 
 昔、スマホがなかった時代はどうしていたかな?
と思ってももう思い出せないくらいですね。
 
 様々なアプリ会社が必死になって、
スマホに表示される時間が増えるように、
あの手この手で作戦を考えている以上、
 
 何の気なしに、スマホを見たら、
見入ってしまうのは当然なのかもしれないですね。
 
 そしてスマホからいろんな情報がどんどん脳に入ってしまい、
疲労感が増えるような気もします。
 
 そこで、著者いわく、
「どんな誘惑でも見たら負け」
なので、集中したいときは、
スマホはカバンの奥にしまうと良いそうです。
 取り出すまでに手間がかかれば
思いとどまれるからだそうです。
 
 もう一つ、ドキッとさせられたのは、
「やりたくない」「不安だ」と感じる気持ちの強さは、
 
 やることをためらった時間の長さに比例するそうです。
 とすると、ためらえばためらうほど、
やれなくなる、進めなくなるということでしょうか?
これは恐ろしいなと思いました。
 実際には、締め切りが近づいて、
必死になってやり遂げることが多いですが、
そういうものなのかとドキッとしました。
(今も抱えている原稿が進まない・・・)
 
 早く着手できるほど、早く手を動かせば動かすほど、
次にまた同じ行動をとるときに抵抗感なく
その行動に移れるそうです。
 その際、頭を使わず、意味を考えず、
心の準備をせず、
淡々とはじめるとフローに入りやすいそうです。
(それが難しそうですが・・・)
 
 さらに、
もう一つ面白いと思ったのは、
「その行動にくっついた感情を変える」
という話で、
めんどう、つらい、というマイナスの感情が
ついている行動がある場合にどうするかというと、
「それをすると、こんな良いことがある」
ということをどんどん考えていくと良いそうです。
 
 私の理解では、
セルフコーチングのように、
「この原稿、とりあえず、
 100文字書いたらどんな良いことがあるかな?」
「プレッシャーが少しなくなる」
「プレッシャーが少しなくなるとどんな良いことがあるかな?」
「穏やかな気持ちで取り組める」
「穏やかな気持ちで取り組めるとどんな良いことがあるかな?」
「どんどん原稿が進む」
「どんどん原稿が進むとどんな良いことがあるかな?」
「原稿が完了する」
「原稿が完了するとどんな良いことがあるかな?」
「すっきりした気持ち、充実感で眠れる、
 よし、100文字だけ書いてみよう!!」
というようなことを、
頭の中で考えると良いのかな、
と思いました。
 
 ほかにも、さまざまな興味深い手法が紹介され、
「結果を勝ち取る」ための行動が増やすことができる、
素晴らしい本でした。
 
 ありがとうございました。

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